S01 水がどこを流れるかで種類を見る
ボイラーを見るときは、先に「水(または蒸気)がどの空間を満たしているか」を確認する。丸ボイラーでは、厚い胴の内側に水があり、燃焼ガスは炉筒や煙管の中を通って水を外側から温める。水管ボイラーでは逆で、水が細い管の中を流れ、燃焼ガスはその管の外側を洗う。同じ「管」でも、煙管はガスが中、水管は水が中である。この位置関係が分かると、容量や圧力の向きも想像しやすい。胴に大量の水をためる丸ボイラーは保有水量が多く、立ち上がりに時間がかかりやすい。管に水を流す水管ボイラーは伝熱面を増やしやすく、中高圧・大容量に向く。
- 丸ボイラー:胴内が水、炉筒・煙管の中が燃焼ガス
- 水管ボイラー:管内が水・蒸気、管の外側が燃焼ガス
- 煙管と水管は「中を流れるもの」が反対である