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ボイラーの構造に関する知識

エコノマイザと空気予熱器

S01 エコノマイザ

エコノマイザは、ボイラーを出た排ガスで給水を温めてから本体へ送る熱交換器である。給水温度が上がると、同じ蒸発量でも燃料を減らせる。管の中は水なので過熱器より金属を冷やしやすいが、入口付近でガスが冷えすぎると硫酸露点で腐食が起きる。

  • 排ガスで給水を予熱する
  • 燃料原単位を下げられる
  • 冷えすぎは低温腐食の原因

S02 空気予熱器

空気予熱器は同じ排ガスで燃焼用空気を暖める。熱い空気は着火と燃焼を安定させ、未燃分を減らしやすい。ガス側と空気側の漏れが起きると、見かけの効率や酸素濃度が狂う。回転式ではシールの管理が要点になる。

  • 燃焼用空気を排ガスで暖める
  • 燃焼安定と未燃分の減少
  • 漏れは酸素指示を狂わせる

S03 低温腐食

硫黄を含む燃料では、排ガス中の三酸化硫黄が水蒸気と結びついて硫酸になる。金属表面が露点以下だと液が付着して腐食する。給水や空気を冷やしすぎない、金属温度を露点以上に保つ、が対策の骨格である。

  • 硫黄分と露点が腐食の条件
  • 金属温度を露点以上に保つ
  • 入口の一番冷たい端が危ない

S04 熱の取り順

ガスは高温側から順に熱を渡す。過熱器のあとエコノマイザ、さらに空気予熱器、という並びが多い。水の方が熱を受け取りやすいので、同じガスから先に給水を温め、残りで空気を温める、という考え方である。並びを暗記するより、高温の熱は高温の流体へ、低温の残り熱は低温の流体へ、と見る。

  • 高温ガスは高温の蒸気側へ
  • 残り熱は給水、さらに空気へ
  • 並びは温度差で決まる

よくある間違い

  • エコノマイザを過熱器と混同する
  • 空気予熱器を給水加熱器だと覚える
  • 低温腐食を高過熱が原因だと逆に考える
  • 排ガスは低温側から熱を取ると思い込む
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