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ボイラーの取扱いに関する知識

点火前の換気と点火

S01 ダンパーの点検

点火前に通風の通路が開いているかを見る。ダンパーが閉じたまま点火すると、ガスが炉内に滞留する。開きすぎて通風が強すぎると、着火が不安定になることもある。まず動くこと、次に点火に必要な開度であること、を確認する。

  • 点火前にダンパーの動きと開度を見る
  • 閉止のまま点火しない
  • 通風不足も過通風も着火を乱す

S02 プレパージ

燃焼室と煙道に残った未燃ガスを、点火前に十分換気して追い出す。これを怠ると、点火火花が溜まった混合気に着火し、炉内爆発になる。換気時間を「いつもの秒数」だけで済ませず、滞留しそうな隅まで空気が通ったかを考える。

  • 点火前に燃焼室と煙道を換気する
  • 目的は未燃混合気の排除
  • 換気不足の点火は炉内爆発につながる

S03 点火の実施

換気のあと、点火源を確保してから燃料を入れる。燃料が先、火が後、は逆である。着火を確認できないときは燃料を止め、再度換気してからやり直す。失火後の再点火も、同じ換気を省略しない。

  • 火を確保してから燃料
  • 不着火は燃料停止と再換気
  • 失火後も手順を省略しない

S04 事業者と労働者

事業者は、ダンパー点検と十分な換気のあとでなければ点火させてはならない。労働者も同じ条件を満たさなければ点火してはならない。役割が分かれても、手順の中身は同じである。急いで蒸気が欲しいときほど、この順序が破られやすい。

  • 事業者も労働者も同じ点火条件
  • 換気なし点火の禁止は双方に掛かる
  • 急ぎ運転が手順破りを誘う

よくある間違い

  • プレパージを煙突の掃除と混同する
  • 失火直後の再点火で換気を省く
  • ダンパー全閉を省エネ点火だと考える
  • 事業者だけが手順を守れば足りると覚える
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