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ボイラーの取扱いに関する知識

吹出しとボイラー水の濃縮

S01 なぜ濃縮するか

蒸気になって出ていくのは水分子であり、塩類やスラッジは缶水に残る。蒸発を続ければ濃度が上がり、プライミング、フォーミング、スケール、腐食の原因になる。濃縮を薄める操作が吹出し(ブロー)である。

  • 蒸気は水を運び、不純物は残る
  • 濃縮は泡立ちとスケールを招く
  • 吹出しは濃い缶水を捨てる

S02 適宜行う

決まった時刻だけ回せば足りる、ではない。負荷が高いほど蒸発が多く、濃縮も速い。水質分析や電気伝導率、外観の濁りを見て間隔を決める。作業主任者の職務は「適宜」であり、予定表だけの実施ではない。

  • 蒸発が多いほど濃縮が速い
  • 水質を見て間隔を変える
  • 適宜とは状況に応じて、という意味

S03 連続と間欠

水ドラムや下部からスラッジを抜く間欠ブローと、表面近くの濃い層を少しずつ抜く連続ブロー(表面ブロー)を組み合わせることがある。どちらも水位を見ながら行う。一度に大量に抜くと水位が急落する。

  • 間欠は下部の沈殿、連続は表面の濃縮層が多い
  • 水位を見ながら抜く
  • 急激な大量ブローは水位低下を招く

S04 やってはいけないとき

水位が低いときに吹出すと、さらに水位が落ち焼損する。圧力が高いまま急に抜くと、残った水が再蒸発して水位が跳ねることもある。運転状態が安定し、水位に余裕があるときに行う。

  • 低水位では吹出さない
  • 急激な大量ブローを避ける
  • 水位余裕があるときに実施する

よくある間違い

  • 吹出しを給水と同じだと混同する
  • 濃縮は蒸気が汚れるから起きると逆に覚える
  • 低水位でも毎日同じ量を抜く
  • ブローは検査のときだけと覚える
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