S01 なぜ濃縮するか
蒸気になって出ていくのは水分子であり、塩類やスラッジは缶水に残る。蒸発を続ければ濃度が上がり、プライミング、フォーミング、スケール、腐食の原因になる。濃縮を薄める操作が吹出し(ブロー)である。
- 蒸気は水を運び、不純物は残る
- 濃縮は泡立ちとスケールを招く
- 吹出しは濃い缶水を捨てる
ボイラーの取扱いに関する知識
蒸気になって出ていくのは水分子であり、塩類やスラッジは缶水に残る。蒸発を続ければ濃度が上がり、プライミング、フォーミング、スケール、腐食の原因になる。濃縮を薄める操作が吹出し(ブロー)である。
決まった時刻だけ回せば足りる、ではない。負荷が高いほど蒸発が多く、濃縮も速い。水質分析や電気伝導率、外観の濁りを見て間隔を決める。作業主任者の職務は「適宜」であり、予定表だけの実施ではない。
水ドラムや下部からスラッジを抜く間欠ブローと、表面近くの濃い層を少しずつ抜く連続ブロー(表面ブロー)を組み合わせることがある。どちらも水位を見ながら行う。一度に大量に抜くと水位が急落する。
水位が低いときに吹出すと、さらに水位が落ち焼損する。圧力が高いまま急に抜くと、残った水が再蒸発して水位が跳ねることもある。運転状態が安定し、水位に余裕があるときに行う。
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