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ボイラーの取扱いに関する知識

休止と保存

S01 止まっても傷む

火を止めても、酸素と水があれば鉄は錆びる。部分的に水が残るほうが、全面が水で満たされているより局部腐食を起こしやすいことがある。休止は「何もしない期間」ではなく、腐食を止める期間である。

  • 休止中も酸素と水で腐食する
  • 中途半端な残水が局部腐食を招く
  • 保存は腐食対策である

S02 短い停止

数日の停止なら、缶水を適切な水質に保ったまま満水にし、酸素の入る余地を減らす考え方(湿式に近い)が使われる。水位と薬注、漏れを見る。凍結の恐れがある季節は、水を残すこと自体が危険になる。

  • 短期は水質を保った満水で酸素を減らすことがある
  • 凍結時は残水が危険
  • 漏れ監視は続ける

S03 長い停止

長期なら、内部を乾かし乾燥剤を入れるなど、水を極力残さない考え方(乾式)が使われる。湿ったまま蓋を閉じると、閉鎖空間で結露が続く。再開前に乾燥剤の飽和も確認する。

  • 長期は乾燥させて酸素と水を分ける
  • 湿った密閉は結露を続ける
  • 乾燥状態を再開前に確認する

S04 再開

再開は新品の点火ではない。マンホールを閉めたか、水を張ったか、附属品が動くか、換気したか、を点火前点検の順で確認する。休止中に誰かが弁を動かしていないかも見る。

  • 再開は点火前点検から
  • 換気を省略しない
  • 休止中の弁操作を疑う

よくある間違い

  • 止めれば腐食も止まると考える
  • 長期停止でも水を半分残す
  • 再開時にプレパージを省く
  • 凍結期に満水保存を機械的に選ぶ
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